解説記事

二交代勤務の手取りは
いくら?三交代との違いを計算

2026.07.14 更新 ・ 読了 約5

医療・介護・工場勤務などで「三交代から二交代への転換」や「二交代の求人への転職」を検討するとき、 気になるのは結局「手取りがいくら変わるか」ではないでしょうか。 二交代は1回の拘束時間が長い分、深夜帯にかかる時間の数え方が三交代より複雑です。 この記事では、拘束16時間・実働14時間の二交代モデルで深夜割増額を具体的に計算し、 同じ月給で三交代にした場合との差も試算します。

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モデルケースの条件(二交代・拘束16時間)

  • 月給(基本給): 240,000円
  • 月平均所定労働時間: 150時間(基礎時給 240,000 ÷ 150 = 1,600円)
  • シフト: 21:00〜翌13:00(拘束16時間、休憩2時間、実働14時間)の夜勤を月4回
  • 休憩の内訳: 0:00〜1:00(1時間)、12:00〜13:00(1時間)

多くの現場ではこうした長時間夜勤を含むシフトに1か月単位の変形労働時間制(労働基準法32条の2)を 採用しており、月平均で所定労働時間内に収まるよう日勤と組み合わせて調整されます。

深夜帯(22時〜翌5時)の該当時間を具体的に算出する

労働基準法37条により、22:00〜翌5:00の労働には25%以上の深夜割増賃金が必要です。 ただし労働基準法34条により付与される休憩時間は労働時間ではないため、深夜割増の対象からも外れます。 このモデルの休憩は0:00〜1:00の1時間が深夜帯にかかっているため、次のように計算します。

深夜帯の実働時間の出し方

深夜帯の滞在時間: 22:00〜翌5:00 = 7時間
深夜帯にかかる休憩: 1時間
深夜帯の実働時間: 7 − 1 = 6時間

厚生労働省「労働時間の適正な把握のために使用者が講ずべき措置に関するガイドライン」でも、 使用者は休憩を含めた実労働時間を客観的な記録により把握することが求められており、 「拘束時間=深夜割増の対象時間」ではない点に注意が必要です。

二交代モデルの額面内訳

項目金額の目安
基本給240,000円
深夜割増(1,600円×25%×6時間×4回)9,600円
夜勤手当(固定3,000円×4回)12,000円
額面合計約261,600円

同じ月給24万円で三交代なら?

比較のため、基本給は同じ240,000円のまま、シフトだけを三交代(準夜勤・深夜勤)に置き換えてみます。

  • 準夜勤(実働8時間、深夜帯滞在3時間)を月5回
  • 深夜勤(実働8時間、深夜帯滞在5時間)を月5回(合計10回勤務)
  • 夜勤手当(固定): 2,500円/回
項目金額の目安
基本給240,000円
深夜割増(1,600円×25%×合計40時間)16,000円
夜勤手当(2,500円×10回)25,000円
額面合計約281,000円

手取りはどれくらい変わる?

額面から社会保険料(健康保険・厚生年金・雇用保険の本人負担で額面の15%前後)と 所得税・住民税が引かれるため、手取りは額面の8割前後が目安です。

モデル額面合計手取りの目安
二交代(月4回)約261,600円約20万9千円
三交代(月10回)約281,000円約22万5千円

このモデルケースでは、三交代の方が額面で約1.9万円、手取りでも概算で約1.6万円多くなります。 理由は夜勤の総回数の差です。二交代は1回あたりの拘束時間が長い代わりに月の出勤回数(4回)が少なく、 三交代は1回が短い代わりに回数(10回)が積み上がるため、深夜割増と夜勤手当の合計額に差が生まれます。 ただし夜勤手当の単価は施設・会社ごとに異なり、二交代の1回あたり手当が高く設定されているケースも 多いため、上記の結果がそのままどの職場にも当てはまるわけではありません。

金額だけでなく拘束時間・体力面もあわせて検討を

二交代は月の出勤回数が少ない分、まとまった休みを取りやすい一方、1回の拘束が16時間と長く、 深夜帯をまたぐ疲労管理が課題になります。三交代は回数が多く生活リズムが崩れやすい反面、 1回あたりの拘束は短めです。手取り額の差はあくまで判断材料のひとつとして、 働き方全体で比較することをおすすめします。

自分の条件で計算するには

上記はあくまで一例のモデルケースです。実際の月給、シフトの開始・終了時刻、休憩の取り方は 勤務先によって異なります。二交代・三交代どちらのパターンでも、 開始・終了時刻と休憩時間を登録するだけで、深夜割増・夜勤手当込みの月間手取りを 自分の条件で再計算できます。登録不要・データはお使いの端末内にのみ保存されます。

あなたの手取りはいくら?

シフトをタップで置くだけ。登録不要で今月の手取りを予測できます。

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よくある質問

二交代の深夜割増はなぜ計算が複雑になりやすいのですか?
二交代は1回の拘束時間が16時間前後と長く、休憩時間も深夜帯(22:00〜翌5:00)にかかることが多いためです。深夜割増の対象になるのは拘束時間全体ではなく、休憩を除いた「深夜帯の実働時間」のみです。開始・終了時刻と休憩の取り方が変わると対象時間も変わるため、勤務先の実際のシフトで個別に確認する必要があります。
二交代と三交代、どちらが手取りは多いですか?
勤務先の手当水準や回数によりますが、本記事のモデルケース(月給24万円)では三交代の方が額面で約1.9万円、手取りでも概算で約1.6万円ほど多くなる計算です。ただし夜勤手当の単価は施設・会社ごとに異なり、二交代の1回あたり手当が高く設定されているケースも多いため、この結果がそのままどの職場にも当てはまるわけではありません。社会保険料(額面の15%前後)や所得税・住民税を引いた後の目安として参考にしてください。

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※ 本記事および紹介ツールの計算結果は概算であり、実際の給与は勤務先の規定によります。