解説記事

夜勤の給料 簡易シミュレーションマップ(当サイト試算)
時給1,000〜2,000円×6シフト66通りの簡易控除後額
公開日 ・ 最終更新日 ・ 読了 約6分
執筆: 夜勤ツールズ編集部
たくみ、66通りの試算表に出会う
同じ時給でもシフトいろいろ二交代に専従に…
で、月にいくら残るんだ?求人票じゃ分かんねえ
66通りの試算表がある!1,300円の行を見てみよ
深夜が長いほど増えるのか実働も違うし参考値だなたくみくんが見つけたのは、時給1,000〜2,000円(100円刻み)×夜勤シフト6パターン=66通りの月間「簡易控除後額」を 当サイトの計算エンジンで一括試算したシミュレーション表です (2026-08-23時点の当サイト試算。実際の給与を調べた実態調査ではありません)。 数値はすべてエンジンの実出力で、末尾に再現方法も載せています。
表示する金額はすべて、全ケースに同じ控除率を適用した一律簡易控除後額(手取りを見積もる際の出発点になる参考値)で、 社会保険の加入要件・住民税・扶養などの個人差は反映していません。 下のマトリクスから自分の時給の行を眺めてみてください。
30秒でわかる結論
- 時給1,000〜2,000円×夜勤シフト6パターン=66通りの月間「簡易控除後額」を当サイトの計算エンジンで一括試算(実態調査ではなくシミュレーション)
- 例: 時給1,300円は深夜専従(月16回)で約159,562円、二交代夜勤(月20回)で約183,706円の試算
- 差の主因は月の実働時間。同じ実働なら深夜帯(22時〜翌5時)が長いほど増える(本シミュレーションの同一時給・同一割増条件での比較。時間外・休日・勤務先独自手当の条件が異なる場合は別)
- 金額は一律簡易控除の参考値で、実際の手取りとは異なる(標準報酬月額・住民税・加入要件等の個人差は未反映)
簡易控除後額マトリクス(時給×シフト6パターン)
月間の簡易控除後額です(単位: 万円)。簡易控除後額は額面から社会保険料15%を控除した後の金額に 所得税相当の仮控除(一律5%)を適用した参考値で、 実際の手取りとは異なります(方式の詳細は後述の「試算の前提と限界」をご覧ください)。 表は横にスクロールできます。
| 時給 | 二交代夜勤(簡易控除後) | 三交代準夜(簡易控除後) | 三交代深夜(簡易控除後) | 深夜専従(簡易控除後) | 16時間夜勤(簡易控除後) | 週2副業(簡易控除後) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1,000円 | 14.1万 | 13.5万 | 13.9万 | 12.3万 | 10.2万 | 6.0万 |
| 1,100円 | 15.5万 | 14.9万 | 15.3万 | 13.5万 | 11.2万 | 6.6万 |
| 1,200円 | 17.0万 | 16.2万 | 16.7万 | 14.7万 | 12.2万 | 7.2万 |
| 1,300円 | 18.4万 | 17.6万 | 18.1万 | 16.0万 | 13.2万 | 7.8万 |
| 1,400円 | 19.8万 | 18.9万 | 19.5万 | 17.2万 | 14.2万 | 8.4万 |
| 1,500円 | 21.2万 | 20.3万 | 20.9万 | 18.4万 | 15.3万 | 9.0万 |
| 1,600円 | 22.6万 | 21.6万 | 22.3万 | 19.6万 | 16.3万 | 9.6万 |
| 1,700円 | 24.0万 | 23.0万 | 23.7万 | 20.9万 | 17.3万 | 10.2万 |
| 1,800円 | 25.4万 | 24.3万 | 25.1万 | 22.1万 | 18.3万 | 10.8万 |
| 1,900円 | 26.8万 | 25.7万 | 26.5万 | 23.3万 | 19.3万 | 11.4万 |
| 2,000円 | 28.3万 | 27.1万 | 27.9万 | 24.5万 | 20.3万 | 12.0万 |
※ 時給1,000円の行は、令和7年度改定で全都道府県の地域別最低賃金が1,000円を超えたため 最低賃金未満の参考水準です(下限側の比較用として掲載)。また週2副業の列(月収約6〜12万円)は 勤務先で社会保険の加入要件を満たさないことが多く、その場合は社会保険料15%分の 控除がかからないため実際の手取りは表より多くなります(副業先での源泉徴収の区分も本試算とは異なります)。
6パターンの勤務時間帯と月の回数
各列のモデルにした勤務時間帯・回数です。実働と「うち深夜帯(22時〜翌5時)」の時間が、 上のマトリクスの差を生みます。
| パターン | 勤務・回数 | 月実働 | うち深夜 |
|---|---|---|---|
| 二交代夜勤(工場など) | 昼勤8:00〜17:00×10回+夜勤20:00〜翌5:00×10回(休憩各60分) | 160時間 | 60時間 |
| 三交代・準夜中心 | 日勤8:30〜17:30×10回+準夜16:00〜翌1:00×10回(休憩各60分) | 160時間 | 30時間 |
| 三交代・深夜中心 | 日勤8:30〜17:30×10回+深夜0:00〜9:00×10回(休憩各60分) | 160時間 | 50時間 |
| 深夜専従(警備・コンビニなど) | 22:00〜翌7:00×16回(休憩60分) | 128時間 | 96時間 |
| 16時間夜勤(病棟二交代) | 16:30〜翌9:00×8回(休憩・仮眠120分) | 116時間 | 40時間 |
| 週2ダブルワーク夜勤(副業分) | 22:00〜翌6:30×8回(休憩45分) | 62時間 | 50時間 |
各パターンをこの設定にした理由を読む
- 二交代夜勤(工場など): 昼勤と夜勤を1週間ごとに交替する昼夜二交代。週5日×4週=月20回の半分ずつを昼勤・夜勤とし、夜勤の休憩は0時前後(深夜帯内)で取る想定。
- 三交代・準夜中心: 三交代のローテのうち準夜勤が多い月のモデル。月20回の半分を日勤、半分を準夜とし、準夜の休憩は20時前後(深夜帯の外)で取る想定。
- 三交代・深夜中心: 三交代のローテのうち深夜勤が多い月のモデル。月20回の半分を日勤、半分を深夜勤とし、深夜勤の休憩は5時以降の朝帯(深夜帯の外)で取る想定。
- 深夜専従(警備・コンビニなど): 深夜帯だけに入る専従シフト。週4日×4週=月16回とし、休憩は深夜2時頃(深夜帯内)で取る想定。6パターン中で深夜帯の時間数(月96時間)が最も多い(実働に占める比率75.0%は週2副業の80.6%に次ぐ)。
- 16時間夜勤(病棟二交代): 病棟二交代の16時間夜勤に専従で月8回入るモデル。仮眠・休憩2時間は深夜帯内で取る想定。変形労働時間制で1回分を所定内として扱い、時間外割増は計上しない。
- 週2ダブルワーク夜勤(副業分): 本業とは別に週2回×4週=月8回、コンビニ等の夜勤に入るモデル。実働7時間45分に対し休憩45分(深夜帯内)を置き、労働基準法34条の休憩要件(実働6時間超は45分以上)を満たす設定。この列は副業側の給与だけの試算。
時給1,300円の割増内訳くらべ
マトリクスの1行(時給1,300円)を取り出して、額面と深夜割増の内訳を並べたものです。 月実働がパターンごとに違うので、比較しやすいように実働1時間あたりの簡易控除後額の列も付けました。 深夜帯の比率が高いシフトほど、同じ1時間でも簡易控除後額が多くなることが読み取れます。 表は横にスクロールできます。

| パターン | 基礎賃金 | 深夜割増 | 額面 | 簡易控除後額 | 実働1hあたり |
|---|---|---|---|---|---|
| 二交代夜勤 | 208,000円 | +19,500円 | 227,500円 | 183,706円 | 約1,148円 |
| 三交代準夜 | 208,000円 | +9,750円 | 217,750円 | 175,833円 | 約1,099円 |
| 三交代深夜 | 208,000円 | +16,250円 | 224,250円 | 181,081円 | 約1,132円 |
| 深夜専従 | 166,400円 | +31,200円 | 197,600円 | 159,562円 | 約1,247円 |
| 16時間夜勤 | 150,800円 | +13,000円 | 163,800円 | 132,268円 | 約1,140円 |
| 週2副業 | 80,600円 | +16,250円 | 96,850円 | 78,206円 | 約1,261円 |
※ 「実働1hあたり」は簡易控除後額÷月実働時間(表示のみ四捨五入)。簡易控除後額は社会保険料と 所得税相当の仮控除を一律適用した参考値で、実際の手取りとは異なります(詳細は「試算の前提と限界」)。
読み方: 差の主因は実働時間、同じ実働なら深夜比率
列同士の月額の差を主に生んでいるのは月の実働時間です。 6パターンの実働は月62〜160時間と大きく異なるため、 たとえば週2副業(62時間)と二交代夜勤(160時間)の簡易控除後額の差は、まず働く時間の差そのものです。 列の月額だけを見て「どのシフトが稼げるか」を比べることはできません。
そこで実働をそろえて比べます。月実働が同じ160時間の3列(二交代夜勤・三交代準夜・三交代深夜)では、 深夜帯が月30時間の準夜中心が 約175,833円、50時間の深夜中心が 約181,081円、60時間の二交代夜勤が 約183,706円(いずれも時給1,300円)。同じ実働時間なら、深夜帯の時間が長いほど簡易控除後額が上がる——これが深夜割増(+25%)の効き方です。
実働1時間あたりに直すと、この関係はもっとはっきりします。深夜比率が最も低い三交代・準夜中心(深夜30÷実働160時間=18.8%)は 約1,099円/時間、 深夜帯の比率が最も高い週2副業(深夜50÷実働62時間=80.6%)は 約1,261円/時間です (深夜専従は75.0%で、時間数では最多でも比率では週2副業に次ぎます)。 応募前に比べるなら、時給と月の実働時間に加えて「そのうち深夜帯(22時〜翌5時)に入る時間数」を見るのが近道です。
自分の条件に近い行の選び方(補正の手順)
基礎時給と、1回の実働・深夜時間を確かめる
例: 時給1,300円・22:00〜翌7:00・月14回。割増込みの「深夜時給1,625円」は ÷1.25 で戻します。実働は9時間−休憩1時間=8時間、深夜は22〜5時の7時間−深夜帯内の休憩1時間=6時間。
月の回数を掛け、実働と深夜の両方が近い列を選ぶ
112時間/84時間なので、最も近いのは深夜専従(128時間/96時間)の列です。
ずれを係数0.8075=(1−15%)×(1−5%)で補正する
実働−16時間: 1,300円×16×0.8075≒16,796円、深夜−12時間: 1,300円×25%×12×0.8075≒3,149円。159,562円から引くと約139,617円。固定手当28,000円なら ×0.8075≒22,610円 を足します(時間外・法定休日は表にも補正式にも含みません)。
試算の前提と限界
- 時給制で、夜勤手当(固定額)は0円のモデルです。固定手当が支給される職場では額面に その分が加算されますが、固定手当も税・社会保険の対象となるため、手取りに反映されるのは 満額ではありません。
- 時間外割増は計上していません(各パターンとも所定の範囲内で収まる想定。変形労働時間制を想定し時間外割増は含めていません。二交代でも所定の扱いは職場により異なります。)
- 表の簡易控除後額は、額面から社会保険料(目安15%)を控除した後の金額に 所得税相当の仮控除(一律5%)を適用する簡易控除(実効約19.25%)を 全セルに共通で適用した参考値で、 社会保険の加入要件・標準報酬月額の等級・扶養・住民税・副業の源泉徴収区分は反映していません。 実際の源泉徴収税額は税額表・扶養親族等の人数・甲欄/乙欄の区分で決まるため一律ではなく、 本試算の仮控除(一律5%)は給与明細上の源泉所得税とは異なります。 特に月収が低いケース(週2副業列など)では社会保険に加入しない場合が多く、 その場合の実際の手取りは表より多くなります。
- 本業と通算した法定時間外の割増(労働時間の通算・労働基準法38条)は本業側の時間に依存するため含めていません。社会保険料・源泉所得税も一律概算のため、副業の加入要件によっては実際の控除と異なります。
よくある誤読と、職場で変わるポイント
| 誤読 | 正しい読み方 | 根拠・確認先 |
|---|---|---|
| 夜勤者の平均手取りの調査だ | 計算エンジンの試算。実際の給与データは使っていない | 本記事「このデータの作り方」 |
| 簡易控除後額=明細の差引支給額 | 額面×0.8075の一律換算。源泉所得税は税額表の行と扶養の数、保険料は等級と加入区分で決まる | 国税庁 源泉徴収税額表、日本年金機構 適用要件 |
| 16時間夜勤・週2副業の列に残業代が入っている | 時間外割増は0円。変形労働時間制、本業との通算(労働基準法38条)は含まない想定 | 就業規則・労使協定 |
職場で扱いが分かれる3点(手当・休憩・端数)と法令根拠を読む
このデータの作り方(再現方法)
本記事の66通りの数値は、当サイトの無料計算ツールが使っている計算エンジン (労働基準法37条の法定割増率にもとづく)に、上の表の勤務時間帯・回数をそのまま入力して 一括計算したものです(2026-08-23生成)。生成スクリプトと計算エンジンは 当サイトの公開リポジトリに含まれており、同じ条件で実行すれば同じ数値が再現されます。 表の値を1つずつ手入力はしていません。
自分の時給・シフトが表のモデルと違う場合は、同じエンジンで動く無料ツール(夜勤手取り計算)で試算できます。 ただしツールは月給制の入力(月の基本給・月平均所定労働時間)を前提にしているため、時給制の人は 「時給×月の実働時間」を月給欄に入れる置き換えが必要です(ツールのFAQ「時給制のアルバイト・パートでも使えますか?」)。 この表の1行をツールで再現する手順を、時給1,300円・二交代夜勤(月20回)の行 (簡易控除後額183,706円)で示します。
| ツールの入力欄 | 入れる値(時給1,300円・二交代夜勤の行) |
|---|---|
| 月の基本給 | 208,000円(時給1,300円 × 月実働160時間) |
| 月平均所定労働時間 | 160 |
| 1日の所定労働時間(分) | 480 |
| 勤務パターン1: 昼勤 | 8:00〜17:00・休憩60分・「休憩をとった時間帯」は「深夜帯の外」・夜勤手当0円 |
| 勤務パターン2: 夜勤 | 20:00〜翌5:00・休憩60分・「休憩をとった時間帯」は「深夜帯の中」・夜勤手当0円 |
| カレンダー | 昼勤10回+夜勤10回(計20回)。「法定休日として指定する」は使わない |
この入力でツールの計算エンジンを直接呼び出した結果は、基礎時給1,300円・深夜60時間・ 深夜割増19,500円・額面227,500円・簡易控除後額183,706円で、 表の値と一致しました(2026-09-15確認)。ずれが出る主な原因は、「休憩をとった時間帯」を「わからない」のままにすること (休憩を勤務時間全体に比例配分するため夜勤の深夜時間が変わり、このモデルでは表より数百円多くなります)と、 表の前提にない夜勤手当や法定休日を入れることです。なお昼勤は割増を生まないため、置き忘れても月の結果は変わりません (基本給は月給欄の額がそのまま計上されるためです)。
よくある質問
同じ時給なのに、シフトによって簡易控除後額がここまで違うのはなぜですか?
月の実働時間と、そのうち深夜帯(22時〜翌5時)が占める時間が違うためです。深夜帯の労働には25%以上の深夜割増が付くので、同じ実働時間でも深夜帯の比率が高いシフトほど額面が増えます。たとえば時給1,300円の深夜専従(実働128時間・うち深夜96時間)は、基礎賃金166,400円に深夜割増31,200円が上乗せされる試算です。
この表の数値はどうやって計算していますか?
当サイトの計算ツールと同じ計算エンジン(法定割増率にもとづく)で、各シフトの勤務時間帯・回数から一括計算しています。表の簡易控除後額は額面から社会保険料(目安15%)を差し引き、その残りに所得税相当の仮控除(一律5%)を適用して差し引いた概算(実効約19.25%)で、住民税は含みません。実際の源泉徴収税額は税額表・扶養親族等の人数・甲欄/乙欄の区分で決まるため一律ではありません。実際の給与を調査した統計ではなく、生成スクリプトを公開リポジトリに置いた再現可能な計算例(シミュレーション)です。
時給が100円上がると、月の簡易控除後額はいくら増えますか?
月の実働時間によって変わります。表の隣接行の差を取ると、二交代夜勤(月160時間・うち深夜60時間)で約14,131円、深夜専従(月128時間・うち深夜96時間)で約12,274円、週2副業(月62時間)で約6,016円です。式は 100円×(月実働時間+深夜時間×25%) で額面の増分を出し、簡易控除の係数0.8075を掛けたものです。同じ実働なら深夜帯が10時間増えるごとに、時給1,300円で約2,624円の上乗せです(いずれも一律簡易控除の参考値で、実際の手取りの増え方は保険料の等級や税額表の行によって変わります)。
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出典・参考資料
- 労働基準法(外部サイトが新しいタブで開きます)発行主体: e-Gov法令検索(所管: 厚生労働省)・確認日: 2026-08-23
- 厚生労働省「地域別最低賃金の全国一覧」(外部サイトが新しいタブで開きます)発行主体: 厚生労働省・対象年度: 令和7年度・確認日: 2026-08-23
- 労働基準法施行規則(21条: 割増賃金の基礎に算入しない賃金)(外部サイトが新しいタブで開きます)発行主体: e-Gov法令検索(所管: 厚生労働省)・確認日: 2026-09-06
- 国税庁「給与所得の源泉徴収税額表(令和8年分)」(外部サイトが新しいタブで開きます)発行主体: 国税庁・対象年度: 令和8年分・確認日: 2026-09-06
- 日本年金機構「短時間労働者に対する健康保険・厚生年金保険の適用拡大」(加入要件)(外部サイトが新しいタブで開きます)発行主体: 日本年金機構・確認日: 2026-09-06
※ 本記事および紹介ツールの計算結果は概算であり、実際の給与は勤務先の規定によります。
※ 本記事の数表は当サイトの計算エンジンによる試算であり、実際の給与は勤務先の規定によります。 割増賃金の計算基礎(手当の扱い)・端数処理・控除額は職場や個人の状況によって変わります。